読みもの
コラム調べ方と見方読物
文化財の制度や調べ方、建物の見方、データから分かることをまとめています。
基礎知識
建物の見方
お寺の見方|現地で見る3つのポイントお寺の建物は、建てられた時代によって姿が違います。屋根の反り、柱の太さ、軒下の組み物を見比べると、同じ町のお寺でも、古いものと新しいものの違いが分かってきます。神社の見方|現地で見る3つのポイント神社の本殿には、流造、春日造、権現造など、決まった形式があります。屋根の形と入口の向きを見ると、どの形式かが分かります。地域ごとに多い形式が違うのも、神社を巡るおもしろさです。教会の見方|現地で見る3つのポイント日本の教会堂は、外国人の神父や宣教師の指導のもと、日本の大工が建てたものが多く残っています。西洋の形を、木と瓦と漆喰でつくり上げた建物です。城の見方|現地で見る3つのポイント城は天守だけではありません。門、櫓、石垣、堀が組み合わさって、ひとつの守りをつくっています。攻める側の目線で歩くと、道が折れ曲がっている理由が見えてきます。レトロ建築の見方|現地で見る3つのポイント明治から昭和のはじめにかけて、日本の町には洋風の建物が次々に建てられました。銀行、役所、商店、住宅。当時の人びとにとっては、新しい時代そのものだった建物です。古民家の見方|現地で見る3つのポイント古い民家は、その土地の気候と仕事に合わせてつくられています。雪の多い地方、風の強い地方、養蚕をした地方。屋根の形と間取りを見れば、そこでの暮らしが読み取れます。レトロ駅舎の見方|現地で見る3つのポイント古い駅舎は、鉄道がその町にやって来た時代の記念です。木造の小さな駅から、都市の玄関口として建てられた洋風の駅まで、町が鉄道に寄せた期待の大きさが、建物に表れています。灯台の見方|現地で見る3つのポイント灯台は、海の道しるべとして明治のはじめに各地へ建てられました。岬の先端という、最も風の強い場所で、100年以上も光を送りつづけている建物です。橋の見方|現地で見る3つのポイント橋は、その時代に使えた材料と技術の見本です。石のアーチ、鉄のトラス、コンクリートのアーチ。形の違いは、そのまま架けられた年代の違いです。酒蔵の見方|現地で見る3つのポイント酒蔵は、水と米と寒さのそろった土地に集まります。白壁の土蔵、高い煙突、通りに面した店。酒づくりの工程に合わせて、建物が並んでいます。学び舎の見方|現地で見る3つのポイント古い校舎には、教育にかけた町の意気込みが表れています。明治のはじめには、村の人びとがお金を出し合って、役所よりも立派な学校を建てた例が各地にあります。商家の見方|現地で見る3つのポイント商家の建物は、店と住まいと蔵がひとつになっています。通りに面した店構えは控えめでも、奥へ進むほど座敷や庭が広がる、奥行きの深い造りが特徴です。銀行建築の見方|現地で見る3つのポイント銀行の建物は、お金を預ける人に安心してもらうため、重厚で頑丈な姿につくられました。石の柱、高い天井、厚い扉。信用を建物の形で示しています。文化施設の見方|現地で見る3つのポイント博物館、図書館、公会堂。町の人が集まり、学ぶための建物は、その町の誇りとして建てられました。建てた時代の最新の様式と技術が使われています。水門の見方|現地で見る3つのポイント水門や樋門は、川の水を田畑に引き、洪水から町を守るための施設です。目立たない建物ですが、これが無ければ、その土地で暮らすこと自体が難しかった場所もあります。塔・碑の見方|現地で見る3つのポイント石塔や記念碑は、誰かを弔い、何かを記念するために建てられました。小さな石造物ですが、刻まれた年号から、建物よりも古い時代のものだと分かることがあります。