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京都府京都市東山区

46八坂神社本殿

国宝国宝

文化庁の解説

八坂神社は,京都市街の中心部,四条通の東端に位置する。疫病退散を祈願する祇園信仰の総本社で,現在の本殿は四代将軍徳川家綱により,承応3年(1654)の建立である。入母屋造で,両側面と背面に庇をつけた独特の外観をもつ。身舎は奥側の内々陣と前側の内陣に区画し,それぞれ正面に3間通しの棚を設けて他に例を見ない。身舎の四周には外陣がまわり,正面に礼堂が取り付いて,ここまでが入母屋造,檜皮葺の大屋根に収まる。さらに庇をつけて規模を拡張するのは,平安時代の建築の方法で,側面の庇は小部屋に分かれている。この本殿の形式は,鎌倉時代には成立していたことが明らかである。八坂神社本殿は,平安時代の建築の空間構成を伝え,中世の信仰儀礼と建物の関係をよく示しており,こうした伝統を継承した建物として,江戸時代前期に建立されたことは我が国建築史上,高い価値を有する。また,この本殿が,祇園祭を担う人々によって現在まで維持されてきたことには,深い文化史的意義が認められる。

出典:文化庁 国指定文化財等データベース(CC BY 4.0)

種別
国宝
時代
江戸
分類
近世以前・神社
所在地
京都府京都市東山区祇園町北側
最寄り駅
祇園四条駅から約600m(歩いて10分ほど)
指定・登録
2020年12月23日

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