文化庁の解説
旧名古屋城下の東端に境内を構える浄土宗寺院で、徳興山と号する尾張徳川家の菩提寺。 藩祖義直の菩提を弔うため、慶安4年(1651)に2代光友が開創した。本堂は、天明5年(1785)に地域一帯を焼いた大火後の再建で、尾張藩の作事により天明6年8月に上棟、同7年5月に供養が行われた。前身本堂に倣った平面は浄土宗寺院本堂に典型的な形式で、内陣と位牌間まわりを明確に画す凸形平面の結界、面取角柱の多用などに古式を示す。装飾など一部は増上寺寛永度本堂を参考とし、銅板巻の妻飾は当時の尾張藩作事方に特徴的な仕様。本山寺院と比肩する破格の規模を持ち、尾張徳川家菩提寺に相応しく、内陣まわりを巧みな彫刻欄間や極彩色で荘厳した壮麗な大型本堂。
出典:文化庁 国指定文化財等データベース(CC BY 4.0)